にきびが必ず治る薬30

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3219165/#__sec30title

FoxOs and Isotretinoin-Induced Hair Loss
FoxOとイソトレチノインにより引き起こされる脱毛





Long-term use of isotretinoin in higher doses is associated with increased hair loss in susceptible individuals.221
イソトレチノインの高用量での長期の使用は、影響を受けやすい人たちにおいて脱毛の増加と相関する。

Isotretinoin has been demonstrated to affect hair growth.237
イソトレチノインは、髪の成長に影響することが実証されている。

In equine hair follicles in vitro isotretinoin modified sheath-shaft interaction.238
イソトレチノインはin vitroで、馬の毛包における毛根鞘と毛幹の相互作用を調整した。

※hair root sheath: 毛根鞘 (もうこんしょう)。毛根を包む表皮の鞘 (さや)。外毛根鞘 (outer root sheath, ORS; 基底層と有棘層に相当) と、内毛根鞘 (inner root sheath, IRS; 顆粒層、淡明層、角質層に相当) に分けられる

※hair shaft: 毛幹 (もうかん)。皮膚の表面に出ている毛の部分。毛幹はさらに外側から毛小皮 (もうしょうひ, cuticle)、毛皮質 (cortex)、毛髄質 (medulla) と分けられる

It has recently been shown that ATRA induces premature hair follicle regression and induced a catagen-like stage in human hair follicles.239
ATRAはヒト毛包において毛包の退行を早めることが最近示されている。
ATRAは毛包を退行期に似た段階へと移行させた。

※catagen: 毛根は成長期 (anagen) の3~6年間は伸び続けるが、やがて退行期 (catagen) に入り、休止期 (telogen) に移行する

※ATRA induce: 239の研究では、6日間のATRA投与によって毛母細胞区画は消失し、ATRA濃度依存的に退行期のような (catagen-like) 毛包退行を示した。TGF-β2抗体によって退行期様の進行は阻止された

Hair shaft elongation declined significantly already after 2 days in the ATRA-treated group, and approximately 80% of the ATRA-treated hair follicles had prematurely entered catagen-like stage at day 6, compared with 30% in the control group.
ATRA処置グループでは2日後に毛幹の伸長は著しく低下し、6日目にはATRA処置群の毛根の約80パーセントが早くも退行期に似た段階に入った (比較コントロール群では30パーセント)。

This corresponded to an upregulation of apoptotic and a down-regulation of Ki67-positive cells in ATRA-treated hair follicles,239 thus pointing again to the induction of apoptosis, the hallmark of FoxO signaling.
このことは、ATRAで処理した毛包においてアポトーシス細胞が増加し、Ki67陽性細胞が抑制されたことと一致する。
このように、ATRAはFoxOシグナルの特徴であるアポトーシスを誘発することを再び示したのである。

※Ki67: 細胞周期に関連する核内タンパク質マーカー。Ki67はG0期には発現していない

※apoptotic and Ki67+ cell: 239の研究。下図Aの右側はATRAで処理された毛包で、TUNEL染色で示されるアポトーシス細胞が増加し (緑)、Ki67陽性細胞は減少している (赤)。
下図Bの右側、ATRAで処理した毛包では、TGF-βの発現が増加している (緑)。




Previous studies have shown that the Wnt signaling pathway plays an important role in the growth and development of hair follicles.99,113,117,118
以前の研究では、Wntシグナル経路が毛包の成長と発達において重要な役割を演じることが示されている。

Wnts are deeply involved in the proliferation and differentiation of skin epithelial cells.
Wntは肌上皮細胞の増殖と分化において深く関与する。

The differentiation of cultured primary skin epithelial cells toward hair shaft and inner root sheath of the hair follicle via β-catenin stabilization caused by Wnt10b has been reported.
初代培養上皮細胞の毛幹ならびに内毛根鞘への分化は、β-カテニンの安定化を通じてWnt10bによって引き起こされることが報告されている。

Wnt10b: Wntファミリーの1つで、乳癌と関連する

In organ cultures of whisker hair follicles in serum-free conditions no hair shaft growth was observed in the absence of Wnt10b, whereas its addition to the culture promoted elongation of the hair shaft, intensive incorporation of BrdU in matrix cells flanking the dermal papilla, and β-catenin stabilization in dermal papilla and inner root sheath cells.
無血清でひげの毛包を組織培養する際にWnt10bを欠いていると毛幹の成長は観察されなかった一方、Wnt10bを追加すると毛幹の伸長は促進され、真皮乳頭の側面に位置する毛母細胞においてブロモデオキシウリジン (BrdU) の取り込みは増大し、真皮乳頭と内毛根鞘でのβ-カテニンは安定化した。

※hair matrix cell: 毛母細胞。毛乳頭 (dermal papilla) を囲む、数層の未熟な上皮細胞群。毛母細胞の上半分は毛幹 (hair shaft) の毛髄質 (medulla)、下半分は毛皮質 (cortex) の母細胞であり、毛母細胞の下端部は毛小皮 (cuticle) や内毛根鞘 (inner root sheath) に成長する

※BrdU (bromodeoxyuridine): ブロモデオキシウリジン法。DNA合成でチミジンと競合して取り込まれる

These results suggest a promoting effect of Wnt10b on hair shaft growth that is involved with stimulation of the dermal papilla via Wnt10b/β-catenin signaling, proliferation of matrix cells next to the dermal papilla and differentiation of inner root sheath cells by Wnt10b.240
これらの結果が示唆するのは、毛幹の成長に対するWnt10bの効果の促進は、
1.Wnt10b/β-カテニンシグナルによる真皮乳頭の刺激、
2.真皮乳頭と隣り合う毛母細胞の増殖、
3.Wnt10bによる内毛根鞘への分化、
と関連しているということである。



In contrast, expression of ΔNlef1 transgene in mouse epidermis, which lacks the β-catenin binding site, resulted in differentiation of hair follicles into squamous epidermal cysts and formation of skin tumours.118
対照的に、β-カテニン結合箇所を欠くドミナントネガティブLef1をマウス表皮へ遺伝子導入したところ、毛包は扁平上皮嚢胞 (のうほう) へと分化し、皮膚腫瘍が形成されるに至った。

※result: 118にはこうある。
ドミナントネガティブLef1導入遺伝子が腫瘍でも発現を続け、β-カテニンシグナルが阻害され続けたことは、サイクリンD1が発現していないことから証明される。腫瘍形成にはソニックヘッジホッグ経路が役割を果たしているだろう」。



Can we explain isotretinoin's adverse effects on hair growth by FoxO-driven apoptosis and induction of catagen?
イソトレチノインの髪の成長に対する副作用は、FoxOによるアポトーシスの推進、ならびに退行期の誘導によって説明できるだろうか?

A reasonable explanation would be that isotretinoin-induced FoxO impairs β-catenin signaling which is most important for hair growth.
イソトレチノインによるFoxOの発現がβ-カテニンシグナルを損なうという説明が理にかなっているだろう。
β-カテニンシグナルは髪の成長に重要であるからだ。

In fact, is has been shown that upregulated nuclear FoxOs binds nuclear β-catenin and divert β-catenin signalling from Tcf/Lef1 interaction (Fig. 5).135
実際、核内で発現が促進されたFoxOは核内のβ-カテニンに結合し、β-カテニンシグナルをTcf/Lef1相互作用からそらすことが示されている (Fig. 5)。


Thus, upregualted FoxOs by isotretinoin would explain impaired β-catenin signaling leading to apoptosis and reduced growth and differentiation of hair follicles, explaining isotretinoin-induced FoxO-mediated hair loss.
このように、イソトレチノインによって発現が促進されたFoxOは、β-カテニンシグナルの低下を説明する。
それは毛包のアポトーシス、成長の減少、分化の減少につながり、そしてイソトレチノインによるFoxOを介した脱毛を説明するのである。
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by travelair4000ext | 2013-08-28 09:20 | 翻訳  

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